事業計画・報告

令和５年度　事業計画

１．はじめに

　令和５年度は、当財団の理念に掲げるとおり「地域に密着した良質な保健・医療・福祉サービスの提供」を通じて、地域社会にさらなる貢献ができるよう事業計画を策定する。
　また、財団全体としては夜間休日診療事業が指定管理から外れたことで、健診事業に特化し安定的な収入を確保すると共に中長期事業についても計画していく。
　なお、引き続き健診事業や健康づくり事業の運営につきまして、コロナウイルス感染対策を講じ感染拡大防止に努めてまいります。

２．健診事業

　

①　総合健診（人間ドック）
　胃内視鏡検査やCT検査等、徹底した精度管理のもと「プレミアム健診」等、満足度の高いサービスの提供に務めると共に、人間ドックの受診希望者増に対応すべく受入枠を拡大し受診者数upを目指す。
　また、受診後のフォローアップを積極的に実施し、生活習慣の改善や病気の予防、早期発見に貢献する。　

　

②　一般健診（事業所健診）
　新規事業所の獲得に向け前年度同様に勧奨していくと共に、契約事業所に対し労働安全衛生法およびその関係規則による法定健診や特殊健診など検査内容の適正化（法令遵守）に向けた助言を行い、コンプライアンスへの推進にも取り組んでいく。
　また、精度の高いオプション検査を導入し、事業主義務である法定健診に加えることでより充実した検査を提供し顧客満足度の向上を図る。
　更にはスタッフ数と健診実施状況の把握に努め、検診バスでの巡回健診の効率化も図っていく。

　

③　各種がん検診
　高齢化社会への対応として従来市内町内会館等にて実施してきたがん検診を、健診環境を整えるべく「天候」「室温」「密回避」「バス乗降の段差（転倒リスク）」等の問題解決に向け、ユニバーサルデザイン環境の保健センター施設内での実施に切り替え、受診者の安全確保や安心して検査を受けれるよう転換していく。
　また、苫小牧市広報やイベントなどを積極的に活用し、市民に対して各種がん検診を積極的にPRして受診者数の受診拡大を図り、地域において“がん”の早期発見に貢献する。

　

④　ストレスチェック業務支援サービス
　顧客から要望の多かったWEBでの実施を昨年度実現させたことで顧客満足度がUPし、今後の業務拡大および啓発に努める。

３．健康づくり事業

①　各種教室業務
　健康教室については、感染対策に配慮し生活習慣病予防教室のほか各種教室の定員数や回数を増やし積極的に提供していく。
　また、将来のフレイル予防を目的に健診と体力測定などがセットとなった「フレフレ健診」の実施や重症化予防に対する苫小牧市糖尿病性腎症重症化予防プログラムの受診勧奨、保健指導を苫小牧市と協力して実施していく。

②　特定保健指導業務
　特定保健指導においては、ICTを活用し保健指導対象者のニーズに対応しながら、実施率向上を目指す。

③　産業保健業務
　産業保健については、契約に基づき健康診断結果の分析や生活習慣病予防のための食事・運動・喫煙など、事業所の要望に応じた健康講話を実施していく。

４．予防接種事業

　従来のインフルエンザワクチン接種事業に加え、コロナワクチン接種についても市民ニーズに応えられるよう体制整備を行う。

５．呼吸器内科事業

　苫小牧市内の呼吸器専門クリニックとして禁煙外来を積極的にPRし、利用者の増加に努める。
　また、呼吸器疾患に特化せず、診療科の一つである内科についても広く周知することで、利用者増を図る。

６．関係機関との連携および研修事業

　苫小牧市及び苫小牧市医師会との連携や各種研修会（オンライン等）に参加するなど、職員の資質向上に努める。
　①　職員の接遇研修
　②　資格取得に向けた各種研修会や学会への参加
　③　労働衛生サービス機能評価に関する研修
　④　個人情報保護に関する研修
　⑤　リスクマネジメントに関する研修

７．広報活動

　①　ハスカップ便りの発行（年３回）
　②　苫小牧広報掲載（事業日程・事業紹介）
　③　事業年報の作成
　④　ホームページでの事業案内を定期的に実施
　⑤　各種広告掲載

８．令和５年度利用見込み人数

１．総合健診（人間ドック）

２．一般健診（事業所健診等）

３．がん検診

４.健康づくり